日々是雑雑

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鞘師さんの件

モーニング娘。の鞘師が、今年をもってモー娘。を引退する … との発表が先日ありました。

 

どうしてやめるという決意をしたのだろう と いろいろ考えていたのですが

 

項目であげるとすれば

 

  • 自分の思うダンスが、今の環境では叶えられないということ

     フォーメーションダンスが とか、 一体感が とかのポイントをよくうたわれる最近のモー娘。ですが、意外と鞘師って、自分の型に崩した踊り方が好きです。
     モー娘。ではもちろんフォーメーションダンスとして周りと合わせないといけないし、ハロプロのダンス部でもやはり合わせないといけない。でも、本当はここのリズムはこう踊りたいんだ! …そこのジレンマがあったんじゃないかなと。
     ダンス部本番の映像見ていたら、本番では崩していたりするところがあるので、練習=建前、本番=本音だったんじゃないのかな。


  • 道重さゆみが卒業し、モー娘。内において先輩という存在がいなくなったこと

     これも大きい内容かなと。
     私から見て、鞘師というのは”何かに自分を捧げている”状態が向いているタイプだと思うんですよね。
     普段の鞘師の言動からしてもファンの方はよく知っているかと思いますが「私は〜〜ができないから」「かわいくないから」「しじみ目だから」などの自虐発言が目立ちます。そういう性格って、何かに自分を捧げることで、その対象こそが唯一の揺るぎない自信になると思うんです。

    モー娘。加入前は、ダンスに身を捧げていました。
    モー娘。に加入したことで、その対象はモー娘。(+ダンス)となりました。
    道重リーダーとなってからは、そこに”紅白出場” ”娘。を知ってもらう(つまりは道重の願いを叶える)”という項目も加わりました。道重リーダーは、はっきりと「今のモー娘。を知ってほしい」と明言していましたから、なおのこと鞘師の思う気持ちは強かっただろうと思います。

    ところが、道重が卒業。
    道重という存在がいなくなったことで、身を捧げていたその熱量の矛先も、熱量の強さも、コントロールできなくなっちゃったんじゃないか。そして、あらためてその熱量の向かう先を考え直した時に、その先に見えたのがダンスという道だったんじゃないかなと考えます。

    それほど、鞘師の自信の源(身を捧げる対象)はダンスにあるといっても過言ではないでしょう。

 

上記2点によって、今の自分がモー娘。にいることに疑問をもちはじめ、卒業を決定したんじゃないかなと、勝手に考えてみました。

 

 鞘師の今の年齢が17歳ということも、とても大きかったと思います。学校の同年代の子も進路先や就職先など進路を考えているだろうし。もしもこれがまだ中3だったら、辞めてなかったとは思うけど。それぐらい、10代の3年の差って大きい。

 

狼とか見てると(見るなよw)、「結局逃げ出したかっただけじゃないの」「どうせ留学しないって」などなど愛に溢れた意見がありますがw、盲目な私は、鞘師は本当に留学してダンスを学んでくるんじゃないかなと信じています。

 

 それぐらい、鞘師のダンスへの熱量と執着(あえてこういう言い方)は強いと思っています。一種の宗教とでも言えるかもしれない。危ういバランスで成り立ってるぐらい。

なので、もっと様々な経験をして、人間として成長し、ダンスとの距離(付き合い方・熱量の強さ)をいいバランスで作れたときこそが、鞘師がさらに成長できるんじゃないかな。もっともっと、今より楽しませてくれるんじゃないかな、ワクワクさせてくれるんじゃないかな、と期待しています。

 

 

 

それにしても鞘師って今までの歴代メンバーの誰とも被らないよね。

あんなに真っ直ぐな子(見ていてこちら側の大人の汚さが恥ずかしくなるぐらい)すごい。存在していることがすごい。そんな子がアイドル業やっていることがすごい。

 

 

以上、鞘師卒業発表を聞いてからずっともんもんと考えてて、やっとまとまった内容でした。秋ツアー行きたかった